気が散る。締切が迫ると急に集中する。片づけても片づかない。やる気が出たと思ったら次の瞬間には消えている。 そんな“自称ADHDっぽい”生きづらさを抱えている人は、20〜40代に特に多い印象だろう。
本物のADHDであるかどうか以前に、「生きるのがしんどい」「タスク管理が苦手すぎる」という悩みは、誰にでも起こりうる。 特に、私のように体力を極力使いたくない30代男性ともなれば、効率化できるものは全部ショートカットしたいのが本音だ。
この記事では、「自称ADHD的な生きづらさ」を抱えながらも、できるだけラクに日常を回すためのライフハックをまとめていく。 重い話ではなく、「あ、これなら今日からやれそうだ」と思えるレベルに落とし込んでみたつもりだ。 あなたの毎日が少しでも軽くなるだろうか?
▼ 生きづらく感じるのだろう?
自称ADHDと感じる人の多くは、次のような特徴を持っているだろう。
- 物事の優先順位をつけるのが苦手
- 興味のあることだけ異様に集中できる
- 急にタスクが抜け落ちる
- 部屋が散らかりやすい
- マルチタスクが苦手で、同時進行ができない
- 「やらなきゃ」を溜め込んでしまい、結局自分を責める
しかし、これらは「特性」であって「欠点」ではない。 むしろ対策や環境を整えることで、十分に生きやすくなる。 問題は、「努力」ではなく「仕組み」のほうだ。
努力でどうにかしようとすると、すぐに息切れする。 だからこそ、体力を使わずに生活を回す“仕組み化”が必要になるのだろう。
▼ 我々がまずやるべき3つの基本
① 脳を信用しない —— 全部メモする仕組みを作る
自称ADHDに限らず、人間の脳は「覚えておく」ことに向いていない。 ならば、覚えなくていい状態を作ればいいだろう。
- スマホのメモをホーム画面1タップにする
- 思いついたら即Google Keep
- 毎日1分だけ「今日やること」を1行ずつ書く
ポイントは、「忘れないように努力する」のではなく「忘れても困らない仕組み」を作ることだ。
② “時間”ではなく“場所”で行動をトリガーする
ADHD傾向が強いと、「14:00になったら〇〇する」などの時間指定タスクは忘れやすい。 そこで有効なのが場所トリガーだろう。
例えば——
- 家の玄関にゴミ袋を置いておく ➝ 外出する瞬間に捨てられる
- PCデスクに水を置く ➝ 行動開始と同時に水分補給できる
- 洗面所にサプリを置く ➝ 朝のルーティンに組み込みやすい
行動のきっかけを「場所」に紐づけることで、脳のリソースを使わず自動的に動けるようになる。
③ 片付けは“収納”ではなく“減らす”が正解
部屋が散らかるのは収納が下手だからではない。 物の総量が多いからだ。
自称ADHDの場合、収納テクニックを学ぶより「まず減らす」のほうが圧倒的に効果があるだろう。
- 紙類は全部データ化して捨てる
- 「使うかも」は捨てる
- 予備は1個だけにする
物が少ないと、散らかるスピードがそもそも遅くなる。“部屋が自動で整う”に近い状態だ。
▼ 自称ADHDが仕事で生き抜くためのライフハック
◆ タスク管理は「やること」ではなく「やらないこと」を決める
自称ADHDは、やることを増やすとすぐにパンクする。 だからこそ、まずはやらないことリストを作った方が早い。
例:
- 朝のメールチェックはしない
- 完璧な資料を作らない(7割で出す)
- 不要な会議には出ない(理由を添えて断る)
やらないことを決めるだけで、行動の選択肢が減り、脳がラクになるだろう。
◆ 「集中できない」を前提にした仕事環境を作る
集中力が途切れがちなのは当たり前だ。 ならば、それを前提に仕事環境を設計すればいい。
- タスクは細かく分割する(5分で終わる粒度)
- 机の上にはPCと飲み物だけ
- 通知は全部切る
- 仕事時間は25分▶休憩5分のセットにする
集中力は「努力」ではなく「環境」の問題だ。 環境で勝てるようにしておくほうが、消耗しないだろう。
▼ 生活全体をラクにするための「仕組み化」
◆ 家事は「全部自動化」を目指すべきだろう
ADHD傾向があると、家事は最大のストレス源だ。 しかし、家事はほとんど自動化できる。
- 洗濯は乾燥まで一気に回す
- 料理は作らない(ミールキットか冷凍)
- 掃除はロボット掃除機
- 食器は最小限にする(1人なら2セットで十分)
「家事が苦手」「家事が嫌い」なら、それは努力不足ではない。 仕組みが合っていないだけだろう。
◆ 金銭管理は“自動振り分け”で全部解決する
家計管理も自称ADHDには向かない。 ならば、これも自動化してしまえばいい。
- 給料口座から「生活費」「貯金」へ自動で振り分け
- クレカ明細はアプリで自動分別
- 固定費は一度見直したら2年放置でOK
大事なのは、「頭を使う頻度」を限界まで減らすことだ。
▼ 人間関係のしんどさを減らす方法
◆ ADHD傾向があると人間関係で疲れやすい理由
・相手の感情を気にしすぎる ・予定変更に弱い ・嫌われたくない気持ちが強い ・無意識に空気を読みすぎる
こうした特徴があると、普通の人間関係でもストレスが大きくなるだろう。
◆ ストレスを減らすコミュニケーションの工夫
- 返信は短文でいい(長文を考えるほど疲れる)
- 会いたくない日は「体調が悪くて」でOK
- 断る時は理由を語らず「難しいです」で十分
- 本音を言えない相手とは距離を置く
人間関係は「頑張る」ほど消耗する。 最初から「やれる範囲だけやる」でいいのだろう。
▼ 自称ADHDが“ラクに生きる”ための最終結論
生きづらさの根源は、「自分の脳の特性に反した生き方」をしていることだ。 できないことをできるようにする必要はない。 むしろ、できないことを最小限に減らし、できることだけで生活を組み立てるほうが、自分らしく生きられるだろう。
あなたは怠け者なのではない。 ADHD気質なのでもない。 ただ、少しだけ仕組みを変えれば、誰よりもクリエイティブに生きられる可能性を持っている。
その第一歩を、この記事が作れているだろうか。
▼ この記事で紹介したライフハック(まとめ)
- 脳を信用しない:全部メモする
- 場所トリガーで行動を自動化
- 片付けは収納ではなく減らす
- 仕事は「やらないこと」を決める
- 集中力は環境で作る
- 家事は完全自動化を目指す
- 家計管理は自動振り分けで完結
- 人間関係は“やれる範囲だけ”
今日からたった1つでも実行してみてほしい。 あなたの生きづらさは、必ず軽くなる。


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