「最近、なんかしんどい」
そんな言葉が、無意識のうちに口から出ていないだろうか。
しんどさの正体って、なんなんだろう?
明確な理由があるわけじゃない。
でも、毎日がだるくて重い。
仕事のやる気も出ないし、人と会うのもおっくうだ。
なのに、SNSでは他人が元気に活動していて、なんだか取り残されている気がする。
そんなふうに感じる人は、きっと自分だけじゃないだろう。
「頑張れ」と言われても、もう充分頑張ってる。
「甘え」と言われるのも、わかってるけど、それどころじゃない。
そんなときに必要なのは、気合いでも努力でもなく、「ちょっとだけラクになる方法」なのではないだろうか。
しんどいときに、まずやってみてほしい3つのこと
本当に動けないときって、「立ち上がること」ですらエネルギーがいる。
だからこそ、ここで紹介する3つのことは、どれも「体力ゼロでもできるレベル」にしてある。
「え、それだけでいいの?」と思えるくらいが、ちょうどいいのではないだろうか。
1. 「スマホを一度だけ置く」
しんどいとき、人はスマホに逃げがちだ。
無意識にSNSをスクロールして、YouTubeを見て、通知を確認する。
でもその結果、なぜかもっと疲れていないだろうか?
情報は脳を消耗させる。特に、自分と他人を比較してしまうSNSは、メンタルをじわじわ削る。
だからこそ、1日に1回だけ、スマホを机に置いてみる時間を作ってみてほしい。
ほんの3分でもいい。その間、深呼吸をして、目を閉じてみる。
「今、自分が何を感じているのか?」を、ちょっとだけ確かめるだけでも、頭の中のノイズは少し静かになるはずだ。
2. 「呼吸に集中してみる」
「また呼吸法か」と思った人もいるだろう。
でも、馬鹿にできないのがこの“シンプルすぎる行動”だ。
人は緊張や不安が強いとき、無意識に呼吸が浅くなっている。
だから逆に、意識して呼吸を深くするだけで、身体が「安心していい」と反応してくれる。
やり方は簡単。
- 5秒かけてゆっくり吸う
- 2秒止める
- 7秒かけて吐く
これを3セット。たったそれだけでも、身体が少し「ふっ」と緩む感覚があるはずだ。
3. 「今日できたこと」を1つだけ書く
しんどい日は、「何もできなかった」と思い込みやすい。
でも本当は、小さな行動は確実にしているのではないだろうか?
たとえば、起きた。顔を洗った。ごはんを食べた。
それだけでも、十分な行動だ。
毎日、「今日できたことを1つだけメモする」ことを習慣にしてみてほしい。
自分を責める材料ではなく、自分をねぎらうための記録。
「今日も、生きてえらい」
そんなふうに、自分を少しでも肯定できたら、明日もなんとかなるような気がしないだろうか。
しんどいのは「弱さ」ではない
よく、「みんな頑張ってるんだから」と言われる。
でも、しんどさの種類は人それぞれだ。
他人と同じように動けない自分を責めていないだろうか?
それよりも、「今の自分にできること」だけに目を向ける方が、ずっと健全だと思う。
そして、もし誰かに「最近しんどい」と口にする余裕があるなら、それはまだ救いがある証拠かもしれない。
まとめ:「最近しんどい」と感じたときに、まず試すこと

- スマホを3分だけ置く → 情報過多からの解放
- 深呼吸する → 緊張状態からのリセット
- 今日できたことを1つ書く → 自己肯定感の回復
生きづらい世の中で、なんとか生きているだけで、すでに十分頑張っている。
「最近しんどい」が口癖になっているなら、まずはその言葉を「最近、自分をいたわってる」に変えてみてもいいのではないだろうか。
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