自称ADHDの僕は、昔からとにかく片付けが苦手だった。
床は物だらけ、歩くスペースを探しながら生活する毎日。
正直「片付けられない人間なんだ」と諦めていた。
でも今は、友人が来ることになっても10分あればそれなりに片付く部屋になった。
今回は、そんな僕が実際にやって効果があった「片付けが回り出したコツ」を紹介する。
なぜ自称ADHDは片付けが苦手なのか
自称ADHDの人が片付けられない理由は、意志が弱いからじゃない。
一番の原因は「脳のリソース不足」だと思っている。
人は1日に何千回も選択をしていると言われている。
これは心理学で「意思決定疲れ(Decision Fatigue)」と呼ばれる現象で、
選択が多いほど、行動力は落ちていく。
ADHD気質の人は、そもそも情報処理量が多くなりやすい。
その状態で「何をどこに片付けるか」を考えるのは、かなりハードルが高い。
だから僕は、片付けを頑張るのをやめて、考えなくて済む仕組みを作る方向に切り替えた。
コツ① 物を減らす(とにかく数を減らす)
まず最初にやったのは、とにかく物を減らすこと。
極限までミニマルにする必要はないけど、「持ちすぎ」は確実に片付けを難しくする。
減らした順番
- 服
- 書類
- 食品
服は「今着ているもの」以外は思い切って処分。
書類は重要なものだけ写真に撮ってデータ化。
食品は賞味期限切れ・使っていないものを一掃した。
物が減ると、驚くほど視界がスッキリする。
これは環境心理学でも「視覚ノイズが減ると集中力が上がる」と言われている。
実際、片付けのハードルが一気に下がったのを実感した。
ちなみに僕は捨てる基準として昔大ヒットしたこの本を参考にいわゆるときめく、ときめかないを基準にモノを捨てている。
コツ② 週1回「床を掃除する」だけのルールを作る
次にやったのが、完璧な掃除を目指さないこと。
僕が決めたルールは、たった一つ。
「週に1回、床だけ掃除する」
床に物が多いと、掃除ができない。
逆に言えば、床を掃除しようとすると、自然と物をどかす必要が出てくる。
この時は、YouTubeを流しながらダラダラやる。
きっちりやろうとしないのがポイント。
結果的に、床がきれいになる → 物を戻す場所を意識する → 散らかりにくくなる、という循環が生まれた。
行動科学ではこれを「環境トリガー」と呼び、
行動そのものより、行動が起きる環境を先に整える方が習慣化しやすいとされている。
コツ③ 収納は「一時置きOK」にする
以前の僕は、「ちゃんと片付けなきゃ」と思っていた。
でもそれが逆に、行動を止めていた。
そこで、収納を一時置き前提に変えた。
とりあえず放り込める箱やスペースを作る。
完璧に分類しなくていい。
ADHD傾向の人は、
「正しくやらなきゃ」という思考が強いほど、動けなくなることが多い。
完璧を目指さない収納にしたことで、
「とりあえず戻す」ができるようになった。
実際に変わったこと
- 床が見える時間が増えた
- 掃除のハードルが下がった
- 来客前に焦らなくなった
何より大きいのは、「自分は片付けられない人間だ」という自己否定が減ったこと。
片付けは才能じゃない。
仕組みでどうにかなる。
まとめ|片付けは性格じゃなく設計の問題
自称ADHDの僕が学んだのはこれだけ。
- 物は減らす
- 床だけ掃除する
- 完璧を目指さない
全部できなくてもいい。
一つでもやれば、部屋は確実に変わる。
もし今、片付けで悩んでいるなら、
「頑張る」のではなく「考えなくて済む形」に変えてみてほしい。



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