「相談があるんだけど…」と言われて、親切心からアドバイスをしたのに、全く響かなかった。
「なんで言うとおりにやらないの?」と逆にイライラしてしまった。
こんな経験、ないだろうか?自分もこの気持ちよくわかる。
実は、多くの人が「アドバイス」ではなく、「話を整理してほしい」と思っているんじゃないかという話。
今回は、相談を持ちかけられたときに、的確に話を整理し、相手が納得して行動できるようになる方法を紹介する。
🔹 1. なぜ「アドバイス」は響かないのか?
多くの人は「アドバイスを求めている」と思いがちだが、実際には違う。
- ✅相手は答えをすでに持っていることが多い
- ✅自分で決めたいという気持ちが強い
- ✅「アドバイス」は「批判」と受け取られがち
例えば、「もっとこうしたほうがいいよ」と言われると、 「なんでこんなこともできてないの?」と責められているように感じることがある。うーん、自分も意外と当てはまるかも、
だから、まずは「話を整理すること」に集中することが大切。
📌 2. 「話を整理する」とは何か?
「整理」とは、不要な情報を捨てて、重要な情報だけを残すこと。
例えば、相手が相談してきたとき、話を聞いていると色々な情報が混ざっていることが多い。
- ✅ 本当に悩んでいること
- ✅ ただの愚痴
- ✅ 不安を聞いてほしいだけ
この中で、「本当に悩んでいること」だけを整理するのがポイント。
📝 3. 「整理する技術」を実践する方法
具体的には、次の3つのステップで整理していく。
📌 ① 相談の「目的」を確認する
まず、「何を解決したいのか?」を明確にする。
例: 「○○の選択肢で迷っているんだけど…」
この時点で、「目的=どれを選ぶか決めること」と分かる。
📌 ② 「不要な情報」を捨てる
話の中には、不必要な情報も多く含まれる。
例: 「値段は高いけど色がいい」「子どもはこっちが好きみたい」「時間が遅くなると神社で写真が撮れない」
この中で、本当に大事な情報は「写真を撮れる時間」だけ。
📌 ③ 重要な情報だけを残し、比較する
不要な情報を省いたら、比較して決断しやすくする。
例: 「時間を優先するならA、デザインを優先するならB。どっちが大事?」
🌿 4. 相談相手から「ありがとう」と言われるコツ
相談を受けたとき、「すごい!助かった!」と言われる人には共通点がある。
- ✅ 「うん、なるほどね」と相槌を打ちながら聞く
- ✅ 相手の言葉を繰り返す(「それって○○ってこと?」)
- ✅ 「自分ならこうする」ではなく「あなたはどうしたい?」と聞く
大切なのは、相手が「自分で決めた」と思えるようにすることで、自分はそのアシストをするという役に徹するだけでいい。バレーで言うとトスをしてあげる感じ。
📢 まとめ
相手の話をうまく整理する技術は、「聞く力」が重要。
無理にアドバイスするのではなく、次の3ステップで整理する。
- ✅相談の「目的」を確認する
- ✅不要な情報を捨てる
- ✅重要な情報を比較し、決断しやすくする
ここだけ頭に置いておいておけば聴く力がぐんと伸びるはず。まずは聞いてみてアドバイスをしない、ことから始めてみよう。また結果を教えてね
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