「タスクを整理したはずなのに、結局何も進んでない…」
「やらなきゃとは思うけど、体が動かない」
そんな経験、あるのではないだろうか?
かくいう僕も、完璧なタスク管理とはほど遠い人間だ。
正直なところ、タスク管理アプリに向き合うだけで疲れるタイプである。
だが、「タスク管理が苦手な自分」を責める必要はない。
むしろ、苦手だからこそ合うやり方がある。
この記事では、タスク管理が苦手な人でも自然と動けるようになる3つの対処法を紹介する。
1. 「1日の中でたった1つだけやることを決める」
タスク管理に苦手意識がある人は、ToDoリストを見ただけで疲れてしまうことが多い。
それなら、いっそ「今日はこれだけやればOK」と割り切ってしまったほうがいい。
心理学では「選択の自由度が高すぎると動けなくなる」と言われている。
選択肢を減らすことで、逆に行動がしやすくなるわけだ。
例えばこう考えてみよう。
- 今日はメール返信だけする。
- 今日は部屋を片付けるだけ。
- 今日はこの資料だけ完成させる。
1つだけでも手をつければ、「やった感」が生まれ、自信にもつながる。
タスク管理が苦手なら、「数」ではなく「1つ」に集中したほうがいい。
2. 「自分の“気力レベル”に合わせたタスク分けをする」
「今の自分にはこれをやる元気がない」
そう感じるとき、タスクは途端に重くなる。
だからこそ、タスクを「気力レベル別」に分類しておくのがおすすめだ。
例えば:
- レベル1(寝転びながらできる):動画を見る、メモを読む
- レベル2(まあまあ元気):メールを書く、軽い作業
- レベル3(超元気):企画を練る、大事な決断をする
体力や気力が少ないときでも、レベル1のタスクなら取り組めるだろう。
「タスクがある」より「今の自分にできるタスクがある」と思えるだけで、少し心が軽くなる。
3. 「タスクではなく“行動のきっかけ”を決める」
タスクを「作業」だと考えると、どうしても腰が重くなる。
だが、「きっかけ」ならどうだろうか?
たとえばこんな感じだ:
- パソコンを開いたら3分だけ資料に目を通す
- コーヒーを入れたついでにメールを1通返す
- 朝起きたらまずスマホにメモしたタスクを見る
これらは「作業」ではなく「行動の導線」に近い。
ハードルが低く、しかも自然に流れに乗ることができる。
タスクが重荷になっている人ほど、「まずやること」ではなく「やる流れ」を先に作るべきだろう。
完璧なタスク管理じゃなくていい
SNSで見るような「理想のタスク管理術」は、真似しなくていい。
むしろ、今の自分ができる形でやること。それが長続きするタスクとの付き合い方ではないだろうか。
まとめると、
- 「今日はこれだけ」でOKと決める
- 気力に合わせたタスクを持つ
- きっかけ行動を仕込んでおく
この3つを意識すれば、「タスクが苦手だから何もできない」という状況から抜け出せるはずだ。
生きづらさを感じる今だからこそ、「ちゃんとやる」より「ちゃんと休む」「ちゃんとゆるくやる」ことが大事なのではないだろうか。
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